今日考えたこと

得た知識や考えたことのメモをとるのが主目的です

日記

天下統一

戦国時代に、一向一揆が一国を支配したケースが、例外的に存在する。 戦国時代が終わると、全国が武家の支配になった。なぜ、一向宗は武家に負けたのだろうか? 先入観なしに考えると、一向宗のような宗教が天下統一を行えば、極楽浄土が地上に実現するはずな…

暗い旅

倉橋由美子の「暗い旅」を、35年余り経って再度読了した。 当時、高校生あるいは大学生の私にはよく理解できなかったストーリーの流れがかなり把握できたように思う。 全般的に、女性の内面の思考の流れがストーリーのほとんどを占めているので、共感すると…

李白

故人西辞黄鶴楼 煙火三月下揚州 弧帆遠影碧空盡 唯見長江天際流 三句目、(揚子江上の)「弧帆遠影」という言葉が情景を彷彿とさせる。 想像を進めていくと、景色がだんだん見えてきて、映画の一場面のような雄大な情景となる。 「碧空」という言葉はこの詩…

アキレスと亀の話について

アキレスという俊足の人間がのろまな亀に追いつけない、というパラドックスがある。これについて分析してみた。 計算の簡素化のため、アキレスは亀の10倍の速さで100の距離前方にいる亀を追いかけるとする。 (1)アキレスが100の距離を進んで亀の出発地点に着…

室町時代

香西氏の動向は、細川氏の動向と同期しており、さらには室町幕府の動向と同期している。 元来、北朝方の武家であり、建武の新政や観応の擾乱に細川氏と関連して、少し登場してから義持期までは、ほぼ表舞台に登場しない。 その期間の転機となったのは康暦の…

史料における香西氏

建武四年(一三三七)六月二十日 讃岐守護細川顕氏、三野郡財田においての宮方蜂起の件につき、桑原左衛門五郎を派遣することを伝えるとともに、要害のことを相談し、共に軍忠を致すよう書下をもって香西彦三郎に命ずる。 正平六年(一三五一)十二月十五日 …

1Q84

先週日曜日から1週間かけて、「1Q84」を読破した。この作者の小説は大体読んでいるが、この作品のような物語を創造できるのは、たいした才能だと思う。文章の格調は高くないので、改善の余地はかなりあるにもかかわらず、話の筋が面白いので気にならなくなっ…

勝賀城

先日、讃岐の高松市にある勝賀城に登った。 頂上までの道は険しく気温が高かったので、何度か休憩しながら30分間前後のきつい登山だった。 頂上には、比較的広い主郭であったと思われる広場があり、土塁もかなりはっきりと原型をとどめている状態のように思…

久しぶり

久しぶりの作文です。 前のブログへの投稿から、しばらくたち、いろいろの経緯を経てここに来ました。 再び、数理科学や室町時代について、思いついたことを書き留めていく所存です。